平成の歩みとともに歴史を重ねてきました健康教育講演会ですが、今年も700名を超える多くの市民の方のご参加を頂き、7月12日(土曜日)に、三豊市文化会館(マリンウェーブ)にて盛会のうちに開催されましたのでご報告申し上げます。
今年の講演会は、「すこやかに生きるために」をメインテーマに、「食べて笑って健やかに」をサブテーマとして開催いたしました。
第1部は2名の講師の先生からご講演を頂きましたが、三豊総合病院代謝科部長米井泰治先生からは「糖尿病の正しい情報の選び方 〜ネットで楽しく健康づくり〜」の内容でご講演を頂き、色々な情報が氾濫する現在においては、正しい情報を見分ける目を持ち、上手にインターネットを利用することが大切であること、そして上手にネットを利用すれば、料理のレパートリー拡大にも役立つこと(先生は料理の趣味もお持ちとのことです)をお教え頂きました。
また三豊総合病院管理栄養士の片山史見様からは「バランス食で健康長寿 〜今日から始めるロコモ対策〜」のご講演を頂きました。日本においては今後高齢化社会の到来は避けられませんが、健康寿命を延ばすことが高齢化社会に対応するカギと思われます。健康的な食事と適切な運動でのロコモ対策を、早速開始しなければと、私自身の弛んだお腹をさすりながら決心致しました。
第2部は笑医塾塾長(前日本医科大学准教授)高柳和江先生から「ほほえみ処方箋」のご講演を頂きました。
高柳先生は、元々は小児外科がご専門ですが、その後医療管理学へ進まれ、現在は癒しの環境研究会を設立し、笑い療法士の育成にも当たられています。毎日しっかり笑うこと、明るく生きることで、人間本来が持つ免疫力が回復し、癒しの力が増すことを、ユーモア溢れる口調でご講演頂きました。会場内は笑いに包まれ、あっという間の1時間を過ごすことが出来ました。
同じ時間を過ごすなら笑って過ごした方が自分も周囲も楽しく過ごせます。会場に足を運ばれた住民の方々と共に私も笑いの「スイッチオーン」(高柳先生の口癖でした)をして、健康寿命を延ばしていきたいと思います。