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健康情報
■目薬の話

・目薬をなんとなく使っていませんか?

患者さんから「目が良くなるための目薬が欲しい」、「とりあえず何か目薬が欲しい」といったことを頼まれることがあります。ドラッグストアに行くとたくさんの目薬が棚に並んでいて、中には一本1500円もする高価な物もあり、有効成分や効能がパッケージに色々と書かれていて「目薬は目に良い・使った方が良い」という印象を持たれている方も多いかもしれません。たしかに目薬は目に病気があり、正しく処方された場合には効果があります。しかし、病気では無い目をさらに良くする効果は期待できません。それどころか、目薬は市販薬でも病院処方薬であっても、そのほとんどに品質保持の為にやむを得ず防腐剤等が添加されており、その添加物が目の黒目(角膜)、白目(結膜)、まぶたに悪い影響を与えることがあるのです。ですので、目薬も他の薬と同様に必要がある時に最小限で使用することが大切です。目薬を長期間使用しなければならない状態の方は定期的な診察を受けながら使っていくことが必要です。

・目薬の使用期限を知っていますか?          

まず注意しなければならないのは、点眼瓶やパッケージに記載されている使用期限は「未開封の状態」でということです。開封後の使用期限は極端に短くなります。例えば2年先まで賞味期限のあるペットボトル入り飲料水も、開栓後は数日しか品質が保たれないのと同じです。目薬の場合、防腐剤無添加のものであれば開封後10日前後、防腐剤が添加されているものであれば病院処方薬で開封後約1ヶ月、市販薬で約3ヶ月が使用期限であるものが多いです。使用期限を過ぎた目薬は薬効が落ちている以外に、雑菌などで汚染されている可能性も高くなるので使用はしないでください。

・目薬をキレイに使えていますか?

目薬の使用期限を守ること以外に大切なことは、目薬をするときに点眼瓶の注ぎ口が皮膚や、まつげ、目の表面に触れないようにすることです。触れてしまった場合、そこから雑菌が目薬の中に入って汚染されてしまい、目に悪影響を及ぼす可能性があるので使用期限内であっても使わないでください。目薬を使うときは、点眼瓶の注ぎ口を清潔に保つために、顔を上に向けた状態か仰向けになった状態で、目薬と目との間を少なくとも5㎝程度は離す必要があります。インターネットで「目薬 さし方」で検索すると、いくつか点眼方法が紹介されていますので参考にしてみるのもよいでしょう。どうしても目薬をするのが苦手な方は「点眼補助具」というものを使用する方法もあります。簡単な道具で薬局などで500円程度で販売されていますので確認してみるのもよいでしょう。

・目薬を入れすぎてはいませんか?

目薬は1回一滴入れば効果が出るように作られています。回数を増やしたら効果が強くなるわけではなく、一滴でも十滴でも効き目は同じです。病院で処方される目薬のほとんどは、両目に使用した場合で1本が2週間~1ヶ月もつように内容量が設計されています。もし、それよりも早く目薬が無くなってしまうようなら使いすぎの可能性もありますので見直してみる必要があります。

・目薬の保存方法を知っていますか?

目薬の保存でやってはいけないことは、直射日光のあたる場所や30℃以上の高温下で保管することと、冷凍庫や氷点下の外気温のもとで凍らせてしまうことです。目薬は一部の病院処方の点眼薬で冷蔵(2~8℃前後)保存が必要なものを除けば室温(8~29℃)での保存が可能です。