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健康情報
■災害時に備えて患者さんがするべきこと

●避難袋

災害は忘れたころにやってきます。東北の震災時もすぐに災害対策本部が設置されて、救護活動が始まりましたが、すぐに救援物資は届きません。最低3日間、出来れば1週間は「自分の身は自分で守る」ことが必要です。避難袋を準備しましょう。
避難袋には水、食料、着替え、携帯ラジオ、懐中電灯、電池などの非常用キットを準備する必要があります。たくさんになるようならキャリーバックやリュックに入れるといいでしょう。

●チェックリスト(必要物品は人によって違います) 糖尿病の人は
生活用品
貴重品(現金、通帳)
懐中電灯、電池
携帯電話、充電器
携帯用ラジオ
飲料水
非常食
着替え
室内履き
ウエットティッシュ
ビニール袋
予備のメガネ
メモ、筆記用具
洗面用具、タオル
トイレットペーパー
生理用品
軍手
救急箱
常備薬
消毒液
ばんそうこう
体温計
マスク
糖尿病関連医療品
経口薬
インスリン自己注射セット
自己血糖測定器
糖尿病手帳
脱脂綿など
医薬品など
内服薬
保険証
お薬手帳(とても重要)
外用薬など
食物アレルギーのある人は
アレルゲン除去食の携行を。

●薬入れポーチ(ケース)

薬品を入れるケースを準備して、内服薬を1週間分入れておき、どこに行くときもそれを携帯するようにする習慣をつける。インスリン治療中の人は注射器と血糖測定器一式をやはり1週間ぐらい入れて一緒に持ち運べるようにしておく。お薬手帳か薬の内容のコピーは重宝するので必ず持参するようにしましょう。

(参考文献は「糖尿病医療者のための災害時糖尿病診療マニュアル」文光堂より改変)