Myカルテが発行されて約4年が経ち、Myカルテを持った子どもたちが3歳児健診を受けるようになりました。
Myカルテには様々な情報が盛り込まれていますが、その一つにカウプ指数(乳幼児版BMI)があります。そして、3歳児健診における重要なチェックポイントの一つとしてアディポシティリバウンド(adiposity rebound ;AR)というものがあります。ARとは、生後半年ほどで一旦上昇したBMIが低下し5~7歳に再上昇するBMIの変化を指し、ARが早く起こってしまうと将来の肥満やそれに伴う2型糖尿病などの生活習慣病を発症する可能性が高くなると考えられています。
2018年3月23日現在、三豊市、観音寺市(以下、三観地区)ではARのチェックを始めていますが、どのように医師、保健師、栄養士など健診に関連する職種が役割分担し、どのように指導を勧めてゆくべきかを模索しておりました。この度、市川先生に、3歳児健診での対策やフォローの実際についてお話しいただきましたが、とても具体的な内容で、今後、三観地区でこれらを行う上での青写真を示していただと思います。この後、関係者の皆さまと一緒に3歳児健診やMyカルテの活用を更に有意義なものとすることが出るよう協力して進めてゆきたいと思います。
Adiposity rebound(脂肪反跳)に注目した介入と指導
~3歳児健診とフォローにおける実際~
那須赤十字病院 第一小児科部長 市川 剛 先生
平成30年3月23日(金)午後7時~観音寺グランドホテル