「予防接種」という言葉が世界で最初に使われた天然痘ワクチンの話に始まり、その後、日本におけるワクチン導入が一旦停滞した時期を経て、2008年から再びすすんだ経緯が解説されました。そして、ここ5年間で定期接種として使用できるワクチンも次々と増えおり、その間にワクチンとして開発されたものも含め21種類の疾患とワクチン接種間隔などについての概説と、最近の話題について紹介していただきました。
予防接種に関しては、近年毎年のように新規の定期接種が追加されながらも、一方で勧奨中止となったり、その逆もあり、まだ今後、定期化が期待されるものや改訂されるものなど様々で、混乱しがちであったかと思います。この度のご講演により、保育所や幼稚園の先生方、学校の養護教諭を始め参加された皆さまには、予防接種に関して整理され理解が深まったことと思います。