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3歳児健診における生活習慣病予防対策 コホート研究調査の結果を踏まえて(第44回学校医部会)

那須赤十字病院 統括顧問
獨協医科大学 名誉教授 特任教授

有阪 治 先生

Myカルテが発行されて約3年半が経ち、今後Myカルテを持った子どもたちが3歳児健診を受けることとなります。Myカルテには様々な情報が盛り込まれていますが、その一つにカウプ指数(乳幼児版BMI)があります。そして、3歳児健診における重要なチェックポイントの一つとしてアディポシティリバウンド(adiposity rebound ;AR)というものがあります。ARとは、生後半年ほどで一旦上昇したBMIが低下し5歳ころに再上昇するBMIの変化を指し、その再上昇が早く起こってしまうと将来の肥満やそれに伴う2型糖尿病などの生活習慣病を発症する可能性が高くなると考えられています。この度、このARにつき長年調査され多くの経験と実績を踏まえ、ご講演いただきました。