三豊・観音寺市医師会


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■『誤嚥性肺炎』と『摂食嚥下障害』

昨今肺炎で亡くなる方が増えており、現在がん・心臓の病気に次いで日本での死因第3位となっています。肺炎が増加している要因として『誤嚥性肺炎』の増加が挙げられています。誤嚥性肺炎とは食べ物や飲み物が食道や胃に行かずに気管・肺に入ってしまうこと(=誤嚥)によっておこる肺炎で、高齢の方におこる肺炎の多くを占めています。

その誤嚥を引き起こすのが『摂食嚥下障害』です。摂食嚥下障害は食べる楽しみを失わせたり、十分な栄養が摂れなくなるため低栄養状態を引き起こすなど、QOL(日常生活の質)に著しい影響を与えてしまいます。

そのような摂食嚥下障害を予防するため、「健口体操」をお勧めします。お口の体操や首や肩周りのリラクゼーション、呼吸、そして咳払いの練習など、安全に食事をするために必要なことがまとめられています。食事の前や時間の空いた時にしてもらうのが効果的です。飲み込みに不安のある方は、かかりつけの先生や耳鼻咽喉科医、歯科・口腔外科医にご相談ください。


美味しい食事を楽しむ。この当たり前で、だけどとても大切なことをこれからも守っていきましょう。

※イラストは「健康生活メニューテキスト」 / (社)香川県歯科医師会・香川県より引用

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