今年は香川県内の平野部でも本格的な積雪がみられるなど、寒い日がみられましたが、ようやく春の訪れを感じる季節となってきました。この時期に気をつけたいのが花粉症です。
一般によく知られているスギやヒノキ以外にも道端や水辺に自生する多くの植物が原因で花粉症は起こりえます。また近くに森林のない市街地であっても他県から飛来する花粉によっても花粉症症状がみられるため注意が必要です。
花粉症の予防としては花粉の飛散の多い時には外出を控える、メガネやマスクを着用する、花粉の付着しやすい素材の衣類は避ける、等の方策が有効ですがその他にも急激な温度変化は避ける、粘膜を傷つける喫煙は控える、規則正しい生活を送る、バランスのよい食事を摂るといった事も重要です。
それでも花粉症症状がみられた場合には治療が必要となりますが花粉症は軽症、中等症、重症、最重症の4段階の重症度があり、また症状によってもくしゃみ・鼻水が強いタイプと鼻詰まりが強いタイプに分類され、それぞれに最適な治療法があります。
また今まで花粉症の無かった人に突如として花粉症が発症することもしばしばみられ、更に花粉症を引き金にして蕁麻疹や喘息、消化器症状等の他のアレルギー疾患を発症することもあります。
少しでも気になる症状がみられた場合には出来るだけ早めにお近くの医療機関を受診しましょう。