三豊・観音寺市医師会


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■手足口病が増加しています
今年は、全国的に手足口病がはやっています。香川県では中讃・西讃地区でも増加しています。
手足口病は、乳幼児を中心に夏に流行するウイルス性感染症で、水疱(すいほう)性の発疹が主症状。多くは自然に回復しますが、まれに髄膜炎や心筋炎などを起こし命にかかわることがあります。複数の原因ウイルスが原因になりますが、特にエンテロウイルス71(EV71)が原因の場合は髄膜炎の発症率が高いことが知られており、学校などでも感染に気をつけてください。

登校不許可にしない理由
手足口病の病原ウイルスは、便の中に1ヵ月も続けて排泄されます。症状が軽いのに1ヵ月も休ませるわけにはいきません。
感染しても症状が出ない、でもウイルスは排泄しているという不顕性感染者が多いので症状の出ている子だけ休ませても感染防止にはなりません。

<手足口病の予防法>
1)口の中を非常に痛がり物が食べられない子は、飛沫感染で他の子に感染させるおそれがあるので欠席させる。
2)便には1ヵ月の間ウイルスが排泄されるので児童の手洗いは勿論ですが、おむつを扱う保母さんは流水と石鹸でよく手洗いすること。
などです。

なお下記、日本医師会より詳細な解説があります。
http://www.med.or.jp/kansen/teashi.html

三豊観音寺医師会学校医
(平成22年6月24日)